FEATURING
MINAAL LABS ミナール ラブス
「最先端ムーブメント」の活かし方
ミナール・ラブスは好奇心いっぱい、興味満載のプロジェクトやイベント、コラボレーションの集まりです。第一号となる今回のテーマは「ムーバーズ&メーカーズ」です。ミナールのユーザーについて語る時や、素晴らしいことを達成している誰かと会う時に気づいたのは、異なる2つの特徴があるということです。
1) ムーバーズ:都会をはつらつと歩く企業のエグゼクティブや起業家、デジタルノマドといった人たちにとって、「移動」は生活に欠かせない一部です。「移動」を効率的かつ生産的に進めることが、彼らのプロジェクトを可能にしています。
2) メーカーズ:ソフトウェア、書籍、ビジネス、NGO、アート、コミュニティ、もしくはそれらの中間にある作り手の何かかもしれません。私たちが出会った人々は絶え間なく、謙虚さを持ちながらも野心的に、世界を改善できる方法を探しています。 何がこれら「最先端ムーブメント」を動かしているのか、専門家が主導する綿密な方法で深く掘り下げたい、と私たちは考えていました。対面形式の集中的なリサーチセッションを通じて、膨大な仕事量を抱える人々が、出張やリモートワーク、生産性やミニマリズムといった現状を打破するためにどのような努力を重ねているのかが分かりました。
深く掘り下げるトピック
忙しく「移動」する生活
大小問わずビジネスを運営している人々、骨の折れる仕事をしている人々、可能な限り仕事を減らすことを目指している人々と、オンラインを通じて、もしくは直接に話しをしました。理想主義や孤立主義を貫く人、事業運営者やグループをまとめるリーダーといった人々と話しをしました。
彼ら全員に共通するつながりは何でしょう?移動の多い生活、そして物事を成し遂げるための活力の維持です。
クールなことや新しいこと、改修するものや実験的なもの、それらに関係なく、大事なポイントは世界に価値を作り出すことです。
ミニマリズム
典型的なデジタルノマドによくあるタイプはミニマリズムを志向していることです。映画『ファイトクラブ』の登場人物ダーデンが放った名言「物の所有すれば、自分がそれに所有されてしまう」の通り、物を所有することを否定し、所有しないよう試みることに喜びを見出す傾向にあります。
ムーバーズ&メーカーズの中には、何も考えずに購入する消費者主義を拒否しつつも、本当に使用する価値ある物は大事にする、というはっきりした信念があることに気づきました。
インタビューをした1人はこう語っています: 「ミニマリズムとは所有する物が少ないということではなくて、ポジティブな気持ちをもたらしてくれる物だけを所有する、ということです。」
マイバッグ
ムーバーズ&メーカーズにとってバッグは、建築現場で働く大工の工具箱のような物です。ここで言う工具箱の主な目的は、それで何かをすることではなく、価値ある全ての工具を安全に保管することです。それに続いて、工具が取り出しやすくなるということです。
映画やテレビのサウンド録音の担当者は、誰かが画像を見ながら音声に気をとられるなら、録音の仕事がきちっとできていないことを意味する、と言います。それと同じく、リサーチのテーマはバッグそのものではなく、人々の「動き」であり「プロジェクト」です。もし彼らが自分のバッグに気を取られないなら、バッグはただ取りやすい動きをスムーズするだけのためにあり、仕事に集中できるということを示しています。
何を詰める?
人々が何をバッグに入れるのか、様々なバリエーションがあることが分かりました。さらに、どのように詰めるのか、についても同じように様々なバリエーションがありました。何を入れるか考え過ぎる瞑想のような場合もあれば、なるべく早くやっつけてしまいたい作業という場合もあります。
どちらの場合でも、ムーバーズ&メーカーズは毎日、少しでも動きやすくハッピーになり、生産性が高くなるよう深く考えて、詰めるものや所有する物の優先順位を決めます。